信仰がなくては、悪意に勝つことは出来ない

アイドルと音楽と演劇が好きな人の闇鍋ブログ

吉沢亮に沼落ちした件について 〜吉沢亮の言葉と中村文則〜

吉沢亮さんに落ちました。

きっかけは多分フォロワーさん。
よく話すフォロワーさんに吉沢亮ブームが来てる人が居て、布教されたしいろんな画像が流れてくるのを目にしてた。
が、大前提として私吉沢亮さんのこと嫌いだったんです。

そもそも吉沢亮さんを初めて認識したのは昨年の銀魂
顔めちゃくちゃ綺麗な人がカブトムシ被ってる…って認識だったし、しばらくというか本当につい最近まで吉沢亮=カブトムシの着ぐるみだった。
その辺のイケメン俳優としか認識してなかったし、ママレード・ボーイ猫は抱くものもうっわ、推されてるなぁ…ぐらいにしか思ってなかった。なんなら嫌いの部類に入ってた人。
早乙女太一さんが好きなのでBLEACHの舞台挨拶の中継とかも家で見てたけど吉沢亮さん出てくるとうっわ…ぐらいに思ってた。結構真剣に嫌いな俳優でした。
理由?特にないです。ザ、食わず嫌い。
だからBLEACH見たけど吉沢亮さんの記憶まっったく無くて(笑)
今ならちゃんと見るのに。惜しいことした…。

で、まぁそんなこんなでそんなに好きじゃないというかむしろ嫌いだった吉沢亮さんが、フォロワーさんの手によって連日流れて来るようになって。
丁度そのタイミングで銀魂2が公開されて。福田組大好きな母と私は観に行ったんですが。まぁ綺麗にしてやられまして、あのペロっ、に。

いやだって冷静に考えて、いくら嫌いでもあんなに顔が綺麗な男がガンガン殺陣やりながら顔に付いた血を舌で舐め取ったらそりゃだれでも惚れるでしょ???←

で、映画館から出てくる頃には吉沢亮かっこいい…と呟く今ドキJKが出来上がってた訳です。


とまぁここまでならどこにでも居るソ新規クソニワカだと思うんですけど。

吉沢亮へのガードが緩くなった私にフォロワーさんがぶん投げて来たのが『隆亮』という激アツシンメでして…。
ここから地獄(?)が始まったと言っても過言ではない。本当に。

元々神木隆之介さんが嫌いでない私。なんなら14~16年は出演作ほぼ見てるくらいには好きだったんです。

そして私の本質はドルオタであり、ふまけん、こやしげと事務所でも上位を争う名物シンメのオタクである上に、すでに解散したシンメの亡霊をしている、まぁざっくり言えばシンメ厨というやつで。
そんな私にシンメという単語を投げられたら、ねぇ。気になるじゃん。すっげぇ気になるじゃん。

私がハンサムに手を出すまで、そう長くはかかりませんでした。(白旗)

BANG!がもう好きで好きで!!
あんだけイケメン俳優が集うなかそのど真ん中から2人で出てきて『一瞬の輝きでも 切なく儚くても』て…て…
そこからの2番ドセンでしょ??なにあの背負ってる感??惚れるしか無くない?????

とまぁあっという間に隆亮のトリコになりまして。
そこからハンサム2017の宣伝で出演したAbemaTVの番組見たり、神木くんの見れてなかった作品とか吉沢亮の気になる過去の作品とかをどさってTSUTAYAに借りにいったり。
Amazonプライムビデオでメテオが出たところからフォーゼを見てみたり。
で、気づけばハンサム2017購入。
ありがとうございます。動くの早すぎて自分でもびっくりだわ。


ここまではこのルートだったんです。
吉沢亮イケメン。吉沢亮かっこいい。
それでも充分すぎるくらいオタクだったと思うんですが。

つい先日、暇潰しに図書室に居たとき。ふとダ・ヴィンチが目に入りまして。ふと、載ってるんじゃね?と思ったんですよ。ママレード・ボーイリバーズ・エッジも原作漫画だし。
で、あったんです。ママレード・ボーイ公開に合わせて掲載された号が。

元々マンガ読みながらお酒飲むみたいな話は聞いたことがあったから、マンガの話を熱心にしてるのは想定内だったんです。

マンガの一文を暗唱し出したって書いてあって、ちょっとおっ?って思ったんです。
なんかこの人普通のマンガ好きじゃなくないか、と。

いや、分かんないけど、これ完全に自分のものさしなので。

好きなタイプだなぁ、もっと好きになっちゃうなぁみたいなテンションで読み進めてたら、見慣れた文字が並んでたんです。


中村文則」が好き


…え?好きなの??嘘でしょ???

吉沢亮さんがちょっと影がある人なのはもう大分前に察しはついてたんです。インタとかから。
それに悪と仮面のルールに出演してたのも知ってた、でもちゃんと追ってなくて。
だからこれを読むまで吉沢亮さんが、中村文則を読むなんて、しかも好きな作家だなんて、これっぽっちも知らなかったんです。

賞を獲ってるし、実写化してる作品もたくさんある、有名な作家さんだし、今思えば本が好きなら読んでてもおかしくないと思えるんだけど。

その時の私には、ちょっと呆然とするくらいには衝撃的だったんで。
元々中村文則さんは、加藤シゲアキくんがやってるタイプライターズに出演しているのをみて好きになった作家さんで。
だから実際こっちもかなり新参者というか。番組で紹介されてた『私の消滅』から入って、司書さんに進められた『あなたが消えた夜に』を読んで。そこからいろんな作品を読んで、つい先日やっと代表作の『教団X』を読めたような、そんなに昔から好き!!ってタイプでは無いんだけど、私はこの作家さんの文章がすごく好きだし、重くて暗くて救いがなくて、でも面白くて読む手が止まらない不思議な作品というか、嫌いなのに大好きな作品だし作家さんで。

だからそこの読書遍歴が被ってたっていうのが、ものすごく衝撃的で。
それと同時にこの人は中村文則さんの作品を読んでそれが好きだと言えてしまう人なんだって思った時、私が吉沢亮さんに張ってたレッテルが全部剥がれて、その代わりに今までなぜこの人にどうしても惹かれてたのかがわかった気がしたんです。

とりあえずこれまで自分が見た役作りの話をしてるものを全部見返して、私はこの人のアイドル営業してるのも、本職の役者をしているのも、単純にきれいすぎる顔も。全部好きなんだけど。
私がどうしても惹かれてたのは、この人から見た役で、作品で。吉沢亮というフィルターから見た世界なんだと、やっと合点がいったんです。

闇深そう~~とは思ってたけどまさかあんなに顔がいい人がサブカルに足突っ込んでるなんて思わないじゃないですか(笑)
本当に未だに信じられないんだけど、でも深く突っ込んだインタビューとか対談とか読んでるとすごくあぁこの人の言葉好きだなぁって思ってしまって。
あーあ、末期だなぁという気持ちです。


この好きになり方って加藤シゲアキさんとか米津玄師さんとかがそうなんだけど、ほんとに思考回路というか、頭が好きになっちゃうんです。
ざっくり言うと、危ない。
とりあえず今はこの人が自分の言葉で表現するものが見たいし、読みたいって気持ちでいっぱいなんですけど、なんかどうもそんな簡単に行きそうになくて(笑)
結果アミュモバかぁ…とため息をついている状態です。学生には大きい『継続する課金』という壁。どうしよう。しんどい。

まだ正直この好きが確実に持続しますこれからずっと!!!とは言い切れないし、少なくとも今よりは落ち着くタイミングがくると思うんだけど。
この人は若くなくなってイケメン俳優ってフィルターが取れてからがまた面白いのかもなんて思ってしまったので。
少しでも長くこの人を追いかけられたらなぁと思います。


最後に。
作品を見て拗らせ、インタを見て拗らせ、原作を見て拗らせ、拗らせに拗らせたリバーズ・エッジの考察を貼っておくのでもし同じように拗らせた方や、私も吉沢亮さんの脳内が好きです、とりあえず考えちゃう考察厨ですみたいな人が居たらご連絡ください。
是非色々教えていただきたいです…。

リバーズ・エッジ捏ねくり回した感想 https://togetter.com/li/1267863