信仰がなくては、悪意に勝つことは出来ない

アイドルと音楽と演劇が好きな人の闇鍋ブログ

LILIUMを見ました

きっかけはお世話になってるハロオタさんに言われた一言。

「ファラオ見て欲しかったわ~」

そこから何故かLILIUMに話がぶっ飛んで(え)唐突にLILIUMを見ることになりました。


私に与えられていたLILIUMの基本情報(?)としては

・ハルちゃんの代表作
・実質ハルちゃんが主演
・ハルちゃんがイケメン

の3点。
別にハルちゃんオタクにステマされたとかではないし、お世話になってるハロオタがハルちゃんオタクってわけでもありません。念の為。

ルパパト見ててハルちゃんの演技もっと見たい~ってなってたのもあって、割とワクワクしながら見ました。


見終わった感想としてまず出てきたのは。

あれ、アイドルの舞台じゃねぇ…!!

ってこと。

アイドルの事務所内部舞台に期待してはいけない星に生まれてきてしまった者としては(兼オタです)大変失礼な話、LILIUMにもそこまで期待はしてなかったんです。申し訳ない。

内容の重さといい、ストーリーの緻密さといい、リズム感といい、全部全部めちゃくちゃまともな舞台だった(予習を怠っただけですすいません)
でも、ものすごく思ったのはオタクが見るのを前提として作られた舞台だなぁと思いました。内輪ネタが多い。まーちゃんが子分3人を役名ではなく本名で呼ぶところなんかまさにそれ。
本筋のストーリーが重いから、随所随所に入れられたネタに助けられたし、メリハリがあって面白かった。

そしてなにより。
歌とダンスが上手い。さらっとやってるけど全員がめちゃくちゃ上手い。
個人的には好きだったのは小田さくらさんでした。違和感なく耳に入ってくる声なのにちゃんと言葉も認識できる。セリフとして入ってくるのが1番小田さくらさんがうまい気がした。
私の好みかも知れませんが。

で、演技の話したいんだけど。
私別に演劇オタクだけど学生なのでそこまで本数見てないし、ストプレしか見てないのでミュージカルなんてもっと見た本数少ないです。
なので、自分の言葉で書き残しておきたくて書くぐらいなのであまり真に受けず…新規がなんかほざいてるな~ぐらいで聞き流してください…。

作品自体の主演は鞘師里保さんなんだと思うんだけど、この作品の主人公は確実に工藤遥さんだと見終わったあと思いました。

とりあえず工藤遥さんのことが書きたいから書くけど。
この作品の主演はハルちゃんだから!!!とどこかから聞いたことがあった私は最初ハルちゃん全然出てこねぇじゃんって思いながら見てたんです。でもってめちゃくちゃ鞘師出てくるなぁとも。
で、私鈍感野郎なので。
あれは実質ハルちゃん主演、なんて大大大ヒントを貰っておきながら最後の最後に明かされるまで工藤遥さんがTRUMPだと気づかなかったんです、刺された時ハルちゃん死んだ…って真面目にショック受けたくらい。
そこまでのハルちゃんが私も惚れきったくらい(知らんがな)イケメンキャラだったので、ラスト30分は圧巻すぎたし全部ひっくり返していく工藤遥さん天才だ…って半ば呆然としながら見てました。
なんであの役に工藤遥さんがキャスティングされたのかとかその辺がもう漁ろうにも昔の話過ぎてどうにもならないのが悔しすぎる。どこから漁ればいいのかわからん。
でも工藤遥さんこの役に起用された大きな理由の一つが厨二病的な所だったのかなぁと思います。いや、分かんないけど。
だってこの話全体的に病んでるし厨二病じゃん?(やめなさい)
だから私みたいなメンヘラオタクが魅了されるんだと思うんですが。

なんかぐちゃぐちゃ色々書いてたんだけど全部想像の域だよなぁとふと思って。
ハルちゃんの2014年5月と6月途中までのブログを全部読みました。時期的に言うとLILIUM顔合わせ~LILIUM千秋楽くらいまで。
まず収穫としては喉!!やっぱり無事な訳無かった!!!(笑)
あの出し方はやばくない…!?と見ながらずーっっと思ってたんですが、ものすごく喉のケア意識してたしどこかの公演のあと、声出すとこ間違えた…違和感…って言っててそうだよねそうなるよね…と勝手に心配になる私。でも、裏を返せば声を出すところを間違えなければハルちゃんはあの声で1ヶ月絶叫し続けられるんですね!?
単純にそこにびっくり…ってことは鞘師さんもそんな感じなのかな…ハロプロすごすぎ…。
休演日かどこかのブログで『役に乗り移る』なんて書いてたハルちゃん。あの年の女の子があんなヘビーな役に乗り移るって…と思いましたが、最後は辛かった苦しかったと書いてて、そりゃそうだよなぁと。
ハルちゃんがあの役を最後まで演じ切るためにいろんな人がハルちゃんを支えてたんだろうなぁと…。だとしても!!あの年であの役を最後まで走り抜けたハルちゃんはスゴすぎるしそりゃ演技やりたくもなりますわなぁと納得。
ハルちゃんが当時何を思っていたかを何年も経った今知れるだなんて便利な世の中になりましたね…。

LILIUMを見て工藤遥さんに落ちて、次のイケメンポジは加賀楓ちゃん!って言ってるの聞いて加賀さんのオタクになる人生歩みたかったぁ~!!!!!

一応、やっぱり目で追ってしまったクレマチス加賀楓さんの話もさせて!!
ぎゃんかわ!!とりあえずかわいいかわいいがすぎる!!!!!(絶叫)
髪の毛長いのめっちゃ可愛いし、あの段階で今の加賀楓さんのダンスの片鱗があるのすごい…怖い…無意識に目で追ってたら加賀さんだったってことが何度かあって流石に震えました…。
ちなみに!!このブログのタイトルをクレマチスにしたのはかえでぃーのせいです!!思いつかなかったの許して!!!!!


内容の話をちょっとさせてもらうと。
序盤の方で少し書いたから多少飛ばしながら書くけど、内容の深堀はTRUMPを見てからの方がいいのかなぁと思うので。それはそれでまた書きますが。
LILIUMだけを見た感想としては、まず分かりにくい。
リズム感がいいって最初に書いたけど、割とさくさく話が進むからおい待て!となること多数。1度予習してから見ても面白い舞台だなと。私が最初髑髏城(劇団☆新感線の舞台)だ!!!って言ったのはこのせいかな。
あと伏線に違和感を持たせてくれるから拾い損ねることが少なくて、だから途中までは物凄い大量のもやもやをかき集めながら進むんだけど、最後の30分で全部綺麗に片付けてくれるから見終わったあともやもやしたっていうのはそこまでなかった。ラストがラストなのでスカッともできませんでしたが。

最後ファルスが全ての違和感をものすごい勢いで片付けていってくれたものの、それでも見終わったあと何故…?と引っかかった点がいくつか。

・なぜあの薬に『ウル』という名がついたのか
・なぜソフィ・アンダーソンという名前が必要だったのか
・なぜスノーは手に入らなかった不老不死の命がリリーには手に入ったのか

この違和感は全て、前作のTRUMPを見れば解決するものみたいですね。(そんな気がしてすぐにTRUMPのネタバレを見た人)

これ以外も触れたい内容沢山あるんだけど、とりあえずTRUMP見ないと分からないところ気づけないところが沢山ありそうなので、とりあえずTRUMPを見ます。話はそれから。二輪咲きも見なきゃ。


今更なんの話してんの?と思う方も多いかと思いますが、自分用に残しているようなものなので懐かしいなぁ~なんて感じで読んでもらえたら嬉しいです。